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zoom RSS 映画レビューその240 「フラガール」

<<   作成日時 : 2007/03/18 22:22   >>

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「フラガール」
 
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・製作年/国 2006年/日本
・監督 李相日
・女優 松雪泰子、蒼井優
・男優 豊川悦司、岸部一徳

・評価 ★★★★★★☆☆☆☆ (6.5点/10点満点) 
・ジャンル ドラマ、ミュージック♪
・オフィシャルサイト http://www.hula-girl.jp/index2.html

 
・あらすじ

 昭和40年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭鉱が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭鉱会社は、地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。早速、本場ハワイでフラダンスを学び、松竹歌劇団で踊っていたという平山まどか(松雪泰子)を東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。


・感想

うちの父ちゃん
お国の為だって
寝る間も惜しんで石炭掘って
山の中で死んだ
今まで仕事っつうのは
暗い穴の中で歯食いしばって
死ぬか生きるかでやるんだと思ってた
だけど
あんだ風に踊って
人様に喜んでもらえる仕事が
あってもええんでねえか
おらにはもう無理だけんど
あの子らなら
皆で笑顔で働ける
そった新しい時代作れるかもしんねえって
こんだ木枯らしくれえで
あの子らの夢つぶしたくねえ!
すんません ストーブ貸してやってくんせえ・・・



 2006年度日本アカデミー賞・最優秀作品賞ほか4部門受賞作品。平山まどかというキャラクターは、カレイナニ早川という実在の女性がモデル(※詳しくはこちら)。監督は「69 sixty nine」、「スクラップ・ヘブン」などの李相日。平山まどか役は「アナザヘヴン」、「子ぎつねヘレン」などに出演の松雪泰子。谷川紀美子役は「花とアリス」、「ハチミツとクローバー」などの蒼井優。


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 う〜ん、期待しすぎましたか(笑)。巷では高評価だったので、レンタル開始を心待ちにしてたんですけどね。たしかにフラダンスのシーンは一見の価値ありですが、映画として見ると、ちょっと不満が残る点も。

 まず、出演陣では松雪泰子と豊川悦司がちょっと浮いてましたね。松雪泰子に関しては、平山まどかっていう女性に深みが感じられなかったなあ、と。ダンスを通じて生徒達と交流することで、彼女自身にも変化が起こることが、この映画の一つのモチーフでもあっただけに、これはちょっと残念でした。僕としては、「天使にラブソングを」の、ウーピー・ゴールドバーグみたいなのを期待していたわけで(笑)。


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 で、豊川悦司に関してはコントにしか見えなかった、と(笑)。訛りにしてもそうですし、髪型にしてもそう。そもそも、トヨエツに炭鉱の男を演じろってのが無理なんじゃないかと(笑)。まあ、平山まどかとの間に、ちょっとした恋愛感情みたいなのが発生する以上、それなりに近代的な男前を持ってきたかった、ってのはわかりますけどね。その割には、本編では全く二人の恋愛模様は描かれませんが(爆)。


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 反対に良かったのが蒼井優嬢!もうね、この映画は蒼井優の為にあると言っても過言ではない。数々の助演女優賞を総なめにしたのも納得の存在感!いや、むしろ「助演」じゃなくって、「主演」じゃなかろうか、と(笑)。蒼井優嬢のファンにとっては、終始「優ちゃん激カワユス!」って言ってる間に映画が終わるくらいの勢いです(←あんたやね(笑))。あと、彼女の親友役の女の子(徳永えり)もなかなか良かったなあ。

 それ以外には、個人的に岸辺一徳がツボだったのと(笑)、南海キャンディーズの静ちゃんがなかなか健闘しておりました。特に静ちゃんは、最近映画出演が多いですねえ。なんとなく、女性版・荒川良々みたいになってきてる気が(笑)。

 この映画には、友情や兄妹愛、家族愛、女性の自立など、色々なテーマが描かれてはいますが、一番のバックボーンとなっているのは、昭和40年代の炭鉱に起こった産業の衰退と再生ですね。昭和30年代には隆盛を極めた石炭も、時代の変化のなかで需要は石油へと移り、石炭産業はみるみる衰退していきます。物語の舞台となる常磐炭鉱でも、大幅な人員削減が行われ、その時代の過流に飲み込まれていった人達がいる。

 冒頭に紀美子の母親の言葉を引用しましたが、この言葉に象徴されるように、彼らは次の時代へと希望を託して、その不条理な辛酸に耐えてくれました。紀美子達の未来の笑顔の為に、自ら犠牲となってくれました。僕らはその事を忘れちゃいけないんじゃないか、と。巷でこの映画がこれだけ受け入れられたのには、そういったメッセージに共感する人達が多かったのかもしれません。その点では、エンターテイメント性を保ちながら爽やかに描き切った、良い映画ではありますな。


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 と、色々と書き連ねてはきましたが、とりあえずラストのフラダンスシーンは圧巻!これだけでも十分見る価値はあります。あと、メモリアルBOX版のDVDには、ダンスレッスンなどのメイキングも収録されているそうですので、こちらもちょっと見てみたいですな(どちらかと言うと、本編よりもそっちの方が面白いやも(笑))。蒼井優&フラダンス好きは是非是非♪

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タイトル (本文) ブログ名/日時
「フラガール」を見た
蒼井優さんの助演女優賞他で評判の映画「フラガール」です DVDが出来ましたので爺も見ましたよ {/kaeru_fine/} 話は昭和40年(1965年)秋、福島県いわき市にある常磐炭鉱が石油に押されて規模縮小を余儀なくされている頃の話です 常磐炭鉱は失業する従業員の受け皿として1日2000トンも出る涌水を利用して温泉付き娯楽センターを考えたようです 今風に言えばコンセプトはいわき市に「ハワイ」をとの事でやしの木とフラダンスです 一時期「常磐ハワイアンセンター」として名を売った施設です 話の大筋は... ...続きを見る
王様の耳はロバの耳
2007/03/21 10:35
★「フラガール」、蒼井嬢抜きなら星2つが順当だ★
「フラガール」 (2006) 日本 監督:李相日&nbsp;&nbsp; 製作:李鳳宇&nbsp; 河合洋&nbsp; 細野義朗&nbsp;&nbsp; プロデュース:石原仁美&nbsp;&nbsp; 企画:石原仁美&nbsp;&nbsp; 脚本:李相日&nbsp; 羽原大介&nbsp;&nbsp; 撮影:山本英夫&nbsp;&nbsp; 美術:種田陽平&nbsp;... ...続きを見る
★☆カゴメのシネマ洞☆★
2007/04/14 17:36

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
TB、感謝です!

>で、豊川悦司に関してはコントにしか見えなかった、と(笑)。

豊悦には今まで全然関心がなかったんですが、
今回の彼を観て、なかなかいいじゃないか思ったです。
普通の二枚目じゃなく、コミカルも出来るんじゃんか、
てな感じで(笑)。

>この映画は蒼井優の為にあると言っても過言ではない。

そうです! そこっ! そこなんですっっ!(大頷き)
彼女こそ主役です、過言ではなく断言ですっ(笑)。
カゴメ
2007/04/14 17:42
カゴメさん、TB&コメントありがとうございます!
なるほど〜、カゴメさんは今作でのトヨエツはなかなか良いと思われましたか。
たしかに、ドラマとかでは少しコミカルな役もやってますが、映画では二枚目ばっかりだった気がしますからね。
その意味ではトヨエツの新境地、と言える役柄だったカモ。

おおっと、カゴメさんは蒼井優嬢が今作の主役であることを、断言されちゃいますか!(笑)
でも、本当に彼女がいないと今作成り立たないですもんね。納得です。
それに何より、「かわいい」ですし!!!
(↑やっぱ大事なのはそこやね(笑))
hiro
2007/04/23 02:19

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